岩州公園　（２０００年１０月　デジカメを使い始めた頃）

アリとリズ合わせてアリズは、古稀過ぎの老夫婦です。 子供たちが巣立ち、長年にわたる老親の介護もし終え、ようやく肩の荷をおろしてのんびりできる筈でしたが、悠々自適には程遠い現状です。それぞれ持病と付き合いながらも『当てにされるうちが華』を素直に解釈して、まだいくらかでも役立つ側にいられるのを感謝しつつ日々を過ごしています。　 　若い頃は3000m級の山に登り、特にアリは縦走経験も何回かあるので登山には自信を持っていましたが、トシと共に体力・気力の衰えを自覚するようになりました。　この頃は、たまに里山歩きを少しするだけで満足しています。　　また、天候・体調をみてお昼どきに車でさっと出かけることがあります。　近辺にある幾つかの定点観測地や、山を眺めるのに絶好の穴場などで玄米オムスビを頬ばれば、有り合わせの粗食でも贅沢な昼食時間になります。 　アリが退職して家に居るようになり、それまでと暮らし方が変わってきました。家事を含めて仕事は出来るだけ共同作業で片つけるようにしています。会話も多くなりました。　時には『どちらが残るか』など、将来の生き方を話題にしたり・・・。　でも、真面目に話すリズに対して『ケ・セラ・セラ・・・・・』と応ずるのがアリです。 　パソコンも共に始めました。　　周りから『自分で苦労するのが一番の勉強』と励まされ、汗をかきながら解説ビデオや説明書と首っ引きで立ち上げたのが５年前。　遠方の身内から「開通おめでとう」メールが届いたときは感激しました。　以来試行錯誤しながら操作していましたが、公民館のパソコン講座受講を縁にホームページ作りにも挑戦しています。　＜思い＞と＜結果＞の隔たりが大きくて、繰り返し手直しをしながらの作業ですから、形になるのはまだまだ先のことでしょうが、旅・里山歩き・散策・趣味などの項目を増やしていく予定です。 　未完成のホームページですけれど、自然派同世代の方、花好きの方に見ていただければ幸いです。　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　２００５・０３・０１　）